第100話:「徳を積む」

今年を振り返ると、主に仕事関連で多くの人と出会い、別れがあった1年だった


初めましての人たちだらけの中で、どういう人なのか、どういう考え方をする人なのか

一人ずつ丁寧に、その人たちの人となりを地道に知っていく作業から始まった

積極的に雑談を仕掛け、会話の糸口を探ったり

自らコミュニケーションをとることで、関係構築を図ったり

相手の話をしっかり聴き、否定せず、同意する
自分なりに、常に試行錯誤を繰り返した1年
なんとか関係性をものにした途端に、自身の異動で、それ以上の関係性を構築できなくなってしまったのが心残りだ

しかし、1年足らずで、多くの人と確かな関係性を構築したことは多分に実感した


離任最終日に、多くの人から惜別の言葉やプレセントを貰うまぁ郎を見た客先担当者から、「これだけ慕われるのは、まぁ郎さんの人徳ですよ!」

と言ってもらえたのは光栄だったし、自分がやってきたことが間違っていなかったんだなという自信にも繋がった

接する人たちとの何気ない日々の中で、知らぬ間に徳を積んできていたようだ

人柄や人望というものは、自然と滲むものだと思っている
もしも意識的に狙ったとしたら、狙ってやっているということが周りに見抜かれてしまう

だからこそ、普段から万人に誠実に接することだけは意識的にやってきた

誠実に接したからこそ、この結果なんだろうとも思う


徳を積むということを経験し実感したという意味で、この1年は自身にとって本当に貴重な1年だった

YMarlowe's monologue

-まぁ郎の人生ハードボイルド-

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